便利なファイルボックス収納。でもデメリットはないの?

ファイルボックスは、書類整理だけでなく、キッチンや洗面所などでも大活躍してくれる人気の収納アイテムです。
だからといって、何でもファイルボックス収納にすればいいとは限りません。
そこで今回は、ファイルボックス収納のデメリットについてまとめました。メリットと比較すれば、どこにどのように使ったらいいのかが見えてくるでしょう。
無印とニトリのファイルボックスの違いについても触れているので、どちらを選ぶか迷ったときの参考にしてくださいね。
ファイルボックス収納のメリット
まずはファイルボックスにはどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。
・汎用できること。場所を選ばず、使い回せる
・ホワイトとクリアを使い分ければ隠す収納と見せる収納ができる
・四角なのでスペースを無駄にしない
・サイズの種類が豊富なので並べやすく、部屋がスッキリ見える
・汚れたら洗える
このように、ファイルボックスを使った収納にはさまざまなメリットがあります。ファイルボックスという名称どおり、書類整理に適した収納用品ですが、食料品を管理したり、洗剤をまとめたりとごちゃごちゃしやすいモノをスッキリと見せる効果があります。
ファイルボックス収納のデメリット
ご紹介したように、ファイルボックスを使った収納にはたくさんのメリットがあります。メリットばかりが取り上げられがちですが、ファイルボックス収納にはデメリットもあります。
では、どんなデメリットがあるのでしょうか?
ラベリングが面倒
ファイルボックスに収納すると基本的に中身が見えません。そのためラベリングは必須。ラベリングのひと手間は、モノを見つけるためにとても重要な作業ですが、やはり面倒に感じる人もいます。
小物は収納しにくい
ファイルボックスは文具のような小物を収納するのには不向きです。
細かいモノはバラバラになりやすく、きちんとまとめないとデッドスペースができてしまいます。小物収納に使いたい場合は、仕切りを入れたり、ファイルボックス向けの付属品を利用したりすれば小分けにできるので使いやすくなります。
収納量が少ないとモノが倒れてしまう
書類や本などをファイルボックスで管理したい場合、収納量が少ないと倒れてしまいます。その影響で、書類が曲がったり折れたりしてしまうことも。倒れないようにするために必要のない書類まで入れてしまうなんてこともありがちです。
低い位置に置くと取り出しにくい
ファイルボックスには持ち手がなく、片側に小さな穴が空いているだけです。この穴は指を入れて取り出すためのもの。
低い位置の棚にファイルボックスを置いておくと、穴を使って取り出すよりも、ファイルボックスの上部を引っ張って取り出すほうが簡単です。力加減によっては、ファイルボックスの上部にヒビが入ってしまう可能性があります。
ホコリが溜まりやすい
ファイルボックスにはフタがないのでオープン収納にしているとホコリが溜まりやすくなります。ファイルボックスの四角い形状だと隅のホコリが取りにくいのが面倒。
また、ファイルボックスの外側も意外と汚れるので、定期的なお手入れが必要になります。とはいえ、年に一度程度に気づいたとき拭けば大丈夫です。
使わないときはかさばる
ファイルボックスを使用しないときは、折りたためないのでかさばります。ですから、ファイルボックスを購入するときは、きちんとサイズを測り余らないようにすることが大切です。
ファイルボックスの違いはあるの?ニトリと無印のファイルボックスを比較してみた
ファイルボックスといえば、無印良品とニトリのものが代表的ではないでしょうか。
見た目は似ていますが、使ってみると意外と違いがあることに気づきます。
では、この2つの商品を比較してみましょう。
値段
ファイルボックスは複数個使う場合が多いので、コスパは大事ですよね。一番よく使われているスタンダードタイプとワイドタイプの値段を見てみましょう。
無印良品 スタンダードタイプ:490円、ワイドタイプ:690円
ニトリ スタンダードタイプ:399円、ワイドタイプ:599円
コスパ面ではニトリのほうが優秀です。大量に必要な場合はニトリを選んだほうがお財布には優しいでしょう。
種類・付属品
無印良品もニトリも、ファイルボックスの種類が豊富です。どのような種類や付属品があるのか見ていきましょう。
無印
カラーはホワイトグレー、クリアの2色
スタンダードタイプ(サイズ:幅10×奥行32×高さ24cm)
ワイドタイプ(サイズ:幅15×奥行32×高さ24cm)
スタンダードタイプ・1/2(サイズ:幅10×奥行32×高さ12cm)350円
ワイドタイプ・1/2(サイズ:幅15×奥行32×高さ12cm)490円
スタンダード幅25cmタイプ(サイズ:幅25×奥行32×高さ24cm)990円ライトグレーのみ
スタンダード幅25cmタイプ・1/2(サイズ:幅25×奥行32×高さ12cm)690円ライトグレーのみ
スタンドファイルボックスはスタンダードとワイドの2種類。
付属品としては、キャリーボックス、キャスターもつけられるフタ、キャスター、ファイルボックス用ポケット、発泡ポリプロピレン個別フォルダなど、ファイルボックスと組み合わせると便利な収納アイテムが豊富です。
ニトリ
カラーはホワイト、クリア、グレーの3色。
レギュラーサイズ(サイズ:幅9.7×奥行32×高さ24cm)
ワイドサイズ(サイズ:幅14.5×奥行32×高さ24cm)
ファイルスタンドはレギュラーサイズとワイドサイズの2種類。
サイズ感
実際に無印良品とニトリのファイルボックスを比べてみると、スタンダードタイプもワイドタイプも無印良品のファイルボックスの方がわずかに幅が大きめ。
同じに見えても、このわずか0.3ミリの差が棚のフィット感に影響します。
ファイルボックスを選ぶなら無印良品?ニトリ?
ここまで無印良品とニトリのファイルボックスを比較してみた結果、種類は無印のほうが断然多く、収納のバリエーションがいくつも考えられます。
素材は、どちらもポリプロピレン製。ただし無印のほうが厚みがあり丈夫な印象です。見た目の違いは、無印は上部がフラットなのに対し、ニトリの上部には凹みがあること。
サイズが微妙に違うので、ファイルボックスを収納したい場所のサイズをきちんと測り、ほどよく収まるほうを選ぶのがいいでしょう。
コスパを重視するならニトリがお得。丈夫さと収納のバリエーションを求めるなら無印がおすすめです。
ファイルボックス収納のデメリットを知った上で、賢く活用しましょう
ファイルボックスは、どこでも使えるので収納アイテムとしてはかなり優秀です。
メリットがたくさんある一方で、もちろんデメリットもあります。便利だからといって、何も考えずに購入してしまうと「あれ?思ってたのと違う」と違和感を覚えるかもしれません。
ですから、両方の特徴を把握した上で、自分にとってベストな収納方法を見つけてくださいね。
ファイルボックスのような収納用品は余らせて購入してしまいがちです。余らないように、きちんとサイズを測って必要な数だけ購入しましょう。
とはいえ、収納を見直したら余ってしまうかもしれません。使い回しのきくモノですから、捨てるのはもったいないですよね。空のファイルボックスはかさばるので、別の場所に使うまでは、宅配型収納サービス「カラエト」に預けてみませんか?
使わない収納用品が家のスペースを圧迫するのは本末転倒です。収納用品を一時的に預けて収納スペースを確保するのもいいと思いますよ。