知識やセンスは不要!シンプルなのにおしゃれな部屋を作る方法
「シンプルな部屋に住みたいけど、殺風景なのはイヤ!」
「派手ではないけど、さりげないセンスを感じられるような部屋にしたい」
シンプルかつおしゃれな部屋に住みたいというのは、多くの人が持っている願望なのではないでしょうか。
本記事では、知識やセンスがなくても、自分の部屋をシンプルでおしゃれな空間にする方法についてお伝えします。
家具選びやレイアウトで迷っているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
シンプルでおしゃれな部屋を作るには、センスが必要?
モデルルームのようなプロの手によってコーディネートされた部屋は、無駄がなくとてもおしゃれ。
「やっぱりセンスがないとおしゃれな部屋は作れないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
インテリアコーディネートやデザインの知識がなくても、実際にシンプルでおしゃれな部屋に住んでいる人からアイディアを拝借すればいいのです。
どんな部屋を自分はおしゃれだと感じるのか、そのポイントさえ押さえておけば、センスがなくても満足のいく部屋を作ることができます。
シンプルでおしゃれな部屋を作る方法(準備編)
それでは実際に、シンプルでおしゃれな部屋を作る方法について紹介していきます。
まずは準備編。インテリアを購入したり実際に配置してみる前に、自分好みの部屋にするベースを作りましょう。
どんな雰囲気の部屋にしたいか、イメージを膨らませる
どんな人にも、「こんな雰囲気の部屋に住みたい」という理想があるはず。
その理想をできるだけ具体的にイメージすることで、インテリアが選びやすくなります。
おしゃれな部屋を紹介する雑誌やサイト・インテリアのカタログなどをたくさん見て、自分にとっての「理想の部屋」を見つけましょう。
美容室やカフェなどのインテリアを参考にしたり、知り合いに素敵な部屋に住んでいる人がいれば、見せてもらうのも良いでしょう。
とにかくたくさんのおしゃれな部屋を目にして、理想のイメージを具体化させることが重要です。
インテリアのレイアウトやカラーコーディネートをシミュレーション
住みたい部屋のイメージが掴めてきたら、続いてはどんなインテリアをどこに配置するのか、シミュレーションしてみます。
シミュレーションには、次のようなやり方が有効です。
- 目を付けているインテリアのサイズを測って、部屋に置いた際のボリューム感をイメージする
- 部屋に使いたいカラーを一列に並べてみて、統一感があるかどうか確かめる
- 部屋の写真を撮って色々な家具と合成してみる
- イラストが描けるのであれば、完成のイメージ図を描いてみる
写真の合成やイメージ図を描くのは手間のかかる作業ですが、具体的にシミュレーションすればするほど、実際にインテリアを置いてみた際の「思っていたものと何か違う…」というガッカリ感が少なくなります。
なるべく理想に近い形の部屋を実現するためにも、手を抜かずシミュレーションしておくことが大切です。
不要な物を処分する
シンプルな部屋を目指す以上、不要な物の処分は避けて通れない道です。
余計なものがゴチャゴチャと置いてあっては、いくら内装を素敵にしても、洗練されたおしゃれな部屋にはなりません。
少なくとも目に見える範囲には、シンプルでおしゃれな部屋の邪魔になるような物は置かないようにしましょう。
「余白」を可能な限り作っておくことで、部屋全体の洗練された雰囲気を演出することができます。
ここまでやれば、理想通りの部屋を作る準備はばっちりです。
シンプルでおしゃれな部屋を作る方法(実践編)
準備が整ったら、いよいよ実践に移ります。
準備編で理想の部屋をしっかりイメージできていればいるほど、購入するインテリアや小物を迷わず選べるはず。
なので、どんなものを選んだらいいかなかなか選べないという場合は、一度準備編に戻ってイメージを固めるところからじっくり取り組んでみてください。
統一感のある家具を選ぶ
ソファ・椅子・食卓・棚など、並べて見てもバラバラだと感じない程度に、統一感のあるものをチョイスしましょう。
ナチュラルな雰囲気にしたければ木製に、クールな印象にしたければレザーや金属など、理想の部屋の雰囲気に合わせるとより良いです。
また、木製の家具の場合は、木材の色のトーンなどを揃えることも重要。
同じ木材でも明るく白っぽい色のブナ(ビーチ)材や、暗めのウォールナット材といったように、素材によって色のトーンが異なります。
色のトーンをバラバラにしてしまうと、部屋全体が統一感のない雑多な印象になってしまうので、注意が必要です。
アクセントになる小物を選ぶ
メインの家具を選んだら、続いては小物を選びましょう。
ここで言う小物とは、以下のようなものを指します。
- 壁掛け時計
- 絵画
- 写真立て
- 置物
- 観葉植物
こういった小物は生活必需品ではありませんが、シンプルなだけの殺風景な部屋に置くことで、ぐっとおしゃれ度がアップします。
しかし、数が多いとゴチャゴチャした印象になるため、飾りすぎには注意が必要です。
部屋の雰囲気に合っていて、なおかつ遊び心をプラスするような物を厳選し、なるべく一カ所にまとめて置くようにしましょう。
収納を工夫し、部屋をスッキリと見せる
物が多い部屋でも、収納グッズを上手く活用すれば、ある程度スッキリと見せることが可能です。
- キャビネット
- ラック
- ウォールポケット
- バスケット
こういった収納グッズを利用することで、床やテーブルの上に物を置く習慣がなくなり、いつでも片付いた状態をキープすることができます。
収納グッズを選ぶ際は、インテリアと同様に、色のトーンや素材に統一感を持たせることがポイント。
なるべく1つのブランドで買い揃えた方が統一感が出やすく、失敗しにくいです。
また、棚などのサイズの大きな収納グッズは、あまり置きすぎると部屋が狭く感じてしまうので要注意。
部屋の広さに合った収納グッズを選んで、必要な分だけ配置するようにしてくださいね。
シンプルな部屋をおしゃれに見せるポイント
自分好みの部屋を作ろうと思ったとき、「シンプル」と「おしゃれ」の両者を共存させるのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
シンプルさにこだわると、無駄な物が一切ない地味な部屋になってしまったり、逆におしゃれさにこだわってゴチャゴチャした部屋になってしまったり…。
そこで、ここからは「シンプルなのに、おしゃれさを感じる部屋」を作る際のポイントを3つ紹介します。
グリーンをプラスする
モノトーンを基調にしたシンプルな部屋だと、どうしても冷たい印象になってしまいがち。
そういった部屋には植物を飾ってグリーンをプラスすると、それだけで温かみのある雰囲気に。
インテリアとして存在感を出したい場合は、モンステラやポトスといった鉢植えで飾る観葉植物がおすすめ。
日光に当てたり頻繁に水やりをしなくても育つので、手入れが簡単です。
逆にスペースをあまり取らない植物を飾りたい場合は、多肉植物やエアープランツがおすすめ。
多肉植物は小さな鉢に入れて棚の上や玄関先にちょこっと飾ったり、エアープランツは壁に掛けたりキッチンに吊るして飾ることができるので、省スペースでも自然の温もりを感じられます。
使うカラーは3色までに抑える
自分好みの部屋を作るときに、最も難しいと言われるのが「色使い」。
色味が多すぎると統一感のない印象になり、逆に少なすぎると地味な印象になるため、なかなか調整が上手くいかないと感じる人も多いのではないでしょうか。
部屋のカラーコーディネートをする際に使用する色は、部屋の基調となる「ベースカラー」・ベースカラーを補完してバランスを取る「アソートカラー」・全体を引き締める「アクセントカラー」の3色がベストだと言われています。
ベースカラーには飽きの来ないベーシックな色を、アソートカラーにはベースカラーよりもやや濃いめのベーシックな色を、アクセントカラーには自分の好きな色を選ぶと良いです。
いくつか例を挙げてみましょう。
- アイボリー × ライトブラウン × グリーン
- ホワイト × ダークグレー × ワインレッド
- ライトグレー × ブラック × ターコイズブルー
このように3色の役割を理解したうえで組み合わせてみると、あまり頭を悩ませなくても、スムーズに色を選ぶことができます。
それぞれの色が占める割合は、ベースカラーは75%・アソートカラーは20%・アクセントカラーは5%くらいがベスト。
壁紙や床の色をベースカラー・ソファーや棚といった家具の色をアソートカラー・クッションなど小物の色をアクセントカラーにすれば、自然とベストな割合に近づきます。
また、アソートカラーの濃淡を変更することで部屋全体のトーンが調節できるため、「もう少し明るい部屋にしたい」と思った場合は家具の色を淡くしてみましょう。
照明にこだわってみる
シンプルさを追求しようと思うと、つい無難なアイテムを選んで個性のない部屋になってしまいます。
とはいえ、個性的なデザインの椅子や食器棚を選んで、部屋全体の調和が取れなくなるのは嫌ですよね。
そこで、デザインでさりげなく個性を出すなら、照明器具がおすすめ。
照明器具は大きな家具に比べて主張がそれほど強くはないため、ちょっと凝ったデザインのものを選んでも、部屋の雰囲気を壊さずオリジナリティをプラスしてくれます。
デザインが好みの雑貨屋さんや家具屋さんに足を運んで、お気に入りの照明器具を見つけてみてはいかがでしょうか。
シンプルな部屋作りをする際に気を付けること
これまで紹介した方法やポイントを全て取り入れば完璧!と言いたいところですが、実は部屋作りをするうえで、いくつか気を付けておきたい注意点があります。
最後の仕上げとして、注意点も頭にいれておきましょう。
家具や小物を一度にたくさん買いすぎない
自分好みの部屋を作るために、家具や小物を選ぶ時間は、このうえなく楽しいもの。
ですが、くれぐれも買いすぎは禁物です。
なぜなら、今後生活していくうえで必要になってくるもの出てきた場合、物が増えすぎて手狭になってしまったり調和が取りにくくなってしまう可能性があるからです。
あれもこれも欲しくなってしまう気持ちをぐっとこらえて、まずは必要最低限のものだけを買い揃え、必要に応じて足していくのが賢い選択と言えるでしょう。
柄物や装飾のある家具はなるべく選ばない
クッションや枕カバー・ラグなどに柄物を選んだり、ベッドフレームやソファーテーブルに派手な装飾の付いたものを選びたいという場合もあるかもしれません。
しかし、おしゃれでシンプルな部屋を作ろうと思うのであれば、柄物や派手な装飾は避けるのが無難でしょう。
何故なら、派手なアイテムが1つあるとそれに合わせて他のアイテムを選ばなければならず、部屋のコーディネートの難易度が上がってしまうからです。
センスに自信がない場合は、色は鮮やかでも無地で形もベーシックなものなど、部屋全体の調和が取りやすいものを選ぶようにしましょう。
部屋が散らかるようなことはしない
無事に自分好みの部屋が完成したら、完成後の使い方にも気を配るようにしましょう。
使った物を出しっぱなしにする・床に物を置くといった習慣があると、どんなに素敵な部屋を作っても、あっという間に散らかって台無しになってしまいます。
物の定位置を決める・新しい物を買ったら古いものを1つ捨てる・床に物は置かないといったことを日頃から意識して、シンプルな部屋をキープしましょう。
自分のなかで明確なルールを作っておくと、無意識に部屋が散らかってしまうのを防ぐことができます。
どうしても捨てられない物がある場合は「預ける」のがおすすめ
シンプルな部屋を目指すのであれば、必要最低限の物以外は部屋に置かないのが鉄則。
しかし、そうは言っても大切な思い出の品やコレクションしている物など、どうしても捨てられないものがあるはずです。
「頻繁に使うわけじゃないんだけど、絶対に捨てられない…」そういった物がたくさんある場合は、捨てるのではなく「預ける」という選択をしてみてはいかがでしょうか。
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専用アプリを使えば、アイテムの取り出しや確認といった作業がスマホでサッと行えるため、気軽に使うことができます。
物が少ないシンプルな部屋部屋に住みたい人にはうってつけのサービスなので、一度利用してみることをおすすめします。
落ち着いたインテリアに囲まれた、シンプルライフを楽しんで
物や情報で溢れかえった現代に生きていると、本当に大切なものは何かを見失ってしまいがちです。
厳選した物だけに囲まれたシンプルな部屋は、毎日の生活をより快適に、そして心を穏やかにしてくれます。
どうしても捨てられない物が多すぎる場合は、「カラエト」などの収納サービスを上手く活用して、シンプルで洗練された部屋を手に入れてみてはいかがでしょうか。