アップサイクルの意味は?アップサイクルのブランド一覧と取り組み
近年注目を集めている「アップサイクル」。本記事では、アップサイクルの意味と、注目されている理由、リサイクルとの違いを解説。
また、アップサイクルの製品を作っている、おすすめブランドを紹介します。
アップサイクルとは?
まずは、アップサイクルの言葉の意味から確認してみましょう。
アップサイクルの意味
アップサイクルとは、いらなくなった物を再利用して、さらに価値の高い商品を作ることです。
本来であれば捨てられてしまうようなもの、ゴミになっているものを再利用して、価値のある製品を生み出すことを指します。
ダウンサイクルの意味
一方、ダウンサイクルとは、リサイクルをして元々の製品よりも価値が低くなることを指します。
紙やプラスチックはリサイクルできる数に限度があり、再生するたびに品質が低くなります。
このようなものをアップサイクルと比較してダウンサイクルと呼びます。
アップサイクルとリサイクルの違い
アップサイクルとリサイクルの違いについて気になる方も多いでしょう。
リサイクルは不要になったものを再資源化すること。一方、アップサイクルとは、不要になったものをさらに価値のあるものに生まれ変わらせることです。
アップサイクルも「不要なものを生まれ変わらせる」という意味でリサイクルの一環であり、リサイクルよりも価値を生み出している「リサイクルが進化したもの」ともいえるでしょう。
参考記事:サステナビリティとは?持続可能な開発目標の意味を簡単に説明します
アップサイクルが注目されている理由
2015年に開催された国連サミットにて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されたことを皮切りに、世界でサステナブルな取り組みが注目されるようになりました。
大量廃棄が問題になっていたファッション・アパレル業界を始め、アップサイクルに取り組むブランドが増え、社会性だけではなくデザイン性の高さから注目を集めるようになり、現在でも様々なアップサイクルブランドが生まれています。
アップサイクルをしているブランド7選
では、アップサイクルを行っているブランドにはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なブランドを7つ紹介します。
FREITAG(フライターグ)
1993年にスイスで生まれ、世界中で愛されているFREITAG。
トラックの幌を始め、自転車のタイヤチューブ、自動車のシートベルトなどをアップサイクルしたバッグが代表的な商品です。
SEAL(シール)
出典:https://www.seal-brand.com/
日本生まれのアップサイクルブランド「SEAL」。
廃棄されたタイヤチューブをアップサイクルしており、メンズ用のバッグや靴などが多く取り揃えられています。
Globe Hope(グローブ・ホープ)
2003年にフィンランドで生まれた「Globe Hope」。
廃棄される軍用製品などをアップサイクルしたファッションアイテムが揃います。
カエルデザインwithリハス
クリエイティブユニット「カエルデザイン」と、様々な障がいを持った方がパートナーとなり海洋プラスチックを回収してアクセサリーへとアップサイクルしたブランド。
元々ゴミだったとは思えないほど美しいピアス・リング・ヘアアクセサリーなどが揃っています。
SMATERIA(スマテリア)
出典:https://www.smateria.co.jp/
2006年にカンボジアで生まれたアップサイクルブランド「SMATERIA」。
イタリア人のデザイナーがデザインするおしゃれなバッグが人気の製品。
アップサイクルだけでなく、カンボジアの女性の生活環境向上のための取り組みも行っている社会性の高いブランドです。
MUSKAAN(ムスカーン)
着物をアップサイクルしている「MUSKAAN」。
ビンテージの着物をアップサイクルして、和を感じるデザイン性の高いアパレル商品や、クッションなどのインテリア雑貨が揃っていています。
FROMSTOCK(フロムストック)
着られることのない「倉庫の服」をアップサイクルした「FROMSTOCK」。
大量生産・消費・廃棄といった、アパレル業界が抱える課題への解決策のひとつとして生まれたアップサイクルブランド。
黒染めを行うことで、キズや汚れも含めて新しい価値を生み出しています。
倉庫にストックされていた洋服を、キズや汚れなどのマイナス面もデザインとしてプラスにするアイデアが素晴らしいブランドです。
アップサイクルを生活に取り入れてみよう
今後さらに注目を集めるであろうサステナブルな生活について、私たちができることのひとつとして「必要なものを見直す」ことがあります。
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本記事を参考に、まずはできる範囲からサスティナブルな生活に取り組んでみてはいかがでしょうか。