話題の「サステナブル」の意味とは?私たちができる10のこと

メディアで取り上げられることも増えている「サステナブル」という言葉。
なんとなく地球に優しそうなイメージはあっても、詳細については知らないことが多いのではないでしょうか。
本記事では、サステナブルの意味と、サステナブルな生活をするために、私たちにできることについて紹介します。
サステナブルの意味とは
サステナブル(Sustainable)は本来「維持できる」「持続可能」といった意味を持っています。
環境や社会についての文脈で使われるときには、「地球環境・社会(人間)・経済が持続的に発展していく、開発される」といった意味となります。
つまり、経済的な活動のみを行い、環境に大きな負担をかけている場合はサステナブルではないといえます。
環境にも、人間にも、経済にも負担をかけず、継続的に発展できる生き方が求められているのです。
サステナブルな生活をするために私たちにできること
では、地球にも経済にも社会にも負担をかけないサステナブルな生活とはどのようなものでしょうか。
今回は簡単に取り組める10のことを紹介します。
1.使わないときには電気を消す
サステナブルな生活をするために私たちにできる1つ目のことは、使わないときには電気を消すことです。
使っていない部屋の電気をつけていたり、外出する際にも電気をつけっぱなしにしていませんか?
地球上のエネルギーは無限にあるわけではありません。必要のないときには電気を使わないように癖づけておきましょう。
2.シャワーの水を出しっぱなしにしない
サステナブルな生活をするために私たちにできる2つ目のことは、シャワーの水を出しっぱなしにしないことです。
シャワーを利用する際には、水・電気・ガスなどを使うだけでなく、生活排水を処理するためにもエネルギーを必要とします。
経済産業省の資源エネルギー庁によると、45℃のお湯を出す時間を1分間短縮した場合年間でガス代が約2,070円、水道代が約1,140円、合計で約3,210円もの節約に繋がります。
参照:経済産業省
髪や体を洗っているときにシャワーの水を出しっぱなしにしている場合、費用面でも大きな負担がかかっていることがわかりますね。
シャワーの水は必要なときだけ出すように心がけるだけでも、エネルギーの大きな節約に繋がります。
3.洗剤の量を減らす
サステナブルな生活をするために私たちにできる3つ目のことは、洗剤の量を減らすことです。
必要以上の洗剤を使うと、すすぐために余計に水を使うことに。また、汚れた生活排水を排出してしまい、水質汚染にも繋がります。
環境に優しい洗剤を使うこと。そして、油汚れなどは事前に拭き取ったり、洗剤のボトルを小さいものに変えたりして洗剤を多く使わない工夫をしてみましょう。
4.タンブラーを持参する
サステナブルな生活をするために私たちにできる4つ目のことは、タンブラーを持参することです。
ドリンクのテイクアウトをするたびにプラスチックの容器をもらってたり、ペットボトルを購入したりしていると、プラスチックゴミを多く出してしまします。
タンブラーを持参することで、ゴミを出さない工夫をしましょう。
自分で飲み物を用意することで、外出先で飲み物を購入しなくてもすみ、節約にも繋がりますよ。
5.過剰包装を断る
サステナブルな生活をするために私たちにできる5つ目のことは、過剰包装を断ることです。
購入した商品よりも、過剰な包装で捨てなければいけないゴミのほうが多くなっていることもしばしば。
必要ない包装は断り、ゴミを出さない工夫をしましょう。
また、過剰な包装をしないことをポリシーとしているブランドも増えています。サステナブルな取り組みをしているブランドを選ぶこともひとつの方法です。
6.エコバック・マイバッグを持参する
サステナブルな生活をするために私たちにできる6つ目のことは、エコバック・マイバッグを持参することです。
マイバックを持参していると、ビニール袋をもらわなくてもすみます。
ゴミ袋として再利用している方もいらっしゃるかもしれませんが、環境のために再利用できない小さな袋はもらわない工夫をするのもおすすめです。
7.割り箸をもらわずマイ箸を持参する
サステナブルな生活をするために私たちにできる7つ目のことは、割り箸を使わないことです。
割り箸は廃材で作られているものもありますが、割り箸用に森林伐採をして作られるものもあります。
「テイクアウトする際には割り箸はもらわない」「マイ箸を持ち歩く」など工夫をして、一度きりの使用で捨ててしまう割り箸はできるだけ使わないようにすることがおすすめです。
8.再生可能エネルギーを利用する
サステナブルな生活をするために私たちにできる8つ目のことは、再生可能エネルギーを利用することです。
再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・バイオマスエネルギーなどから作られるエネルギーのこと。石油や石炭などの有限なエネルギーとは異なり、自然界で補充されることが特徴です。
温室効果ガス・CO2を排出しないため、エネルギーを生み出す際に環境への負荷が少ないこともメリット。
自宅に太陽光パネルを設置したり、再生可能エネルギーを利用している会社からの電力供給をするなどしてみることも一案です。
9.ベジタリアン・ビーガンな食事を取り入れてみる
サステナブルな生活をするために私たちにできる9つ目のことは、ベジタリアンやビーガン食事を取り入れてみることです。
私たちが普段食べている肉は、畜産業によって賄われているもの。実は、畜産業は環境に大きな負荷をかけています。
その理由は家畜のゲップやおならによる温室効果ガス。
オックスフォード大学の研究によると、食料システムが温室効果ガスの25%を占めており、ベジタリアンの食事をすることで約63%、ビーガンの食事をすることで約70%の温室効果ガスを節約できるといわれています。
参考:https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/news/201603-plant-based-diets/
また、畜産業では野菜の生産に比べ大量の水資源を利用します。
「食肉」になるまでの背景を考えると、野菜より多くの資源が必要とされることは想像に容易いでしょう。
自然のことを考えると、たまには意図的にベジタリアンやビーガンの食事を取り入れてみることもおすすめです。
10.オーガニック製品を選ぶ
サステナブルな生活をするために私たちにできる最後のことは、オーガニック製品を選ぶことです。
環境負荷の少ないオーガニック製品。また、発展途上国で製造された製品を適正価格で購入するフェアトレード。
これらの製品を選ぶことも、サステナブルな活動に繋がります。
できることからサステナブルな生活を始めてみよう
「サステナブル」といった言葉を聞くと、「特別なことをしないといけない」とプレッシャーを感じる人も多いでしょう。
しかし、今回紹介したようにサステナブルな生活の第一歩は、私たちの身近な取り組みから始められます。
例えば、「自分にとっては必要ないけれど、他に使いたい人がいるかもしれない」といった物を持っている方。まだ使えるものをゴミとして出してしまうことに抵抗があり、なかなか捨てられないままの方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、宅配型収納サービス「カラエト」が運営する「カラエトマーケット」に出品してみることがおすすめです。
カラエトマーケットでは、自分で写真撮影や出品の手続きをすることなく、必要のなくなったアイテムを0円から出品できます。
「捨てるのには抵抗があるけれど、自分で出品をするのはめんどう」といった方にもおすすめです。
また、宅配型収納サービスとは、預けたいものをボックスに詰めて自宅から送り、倉庫で預かってもらえるサブスクリプションサービスです。
宅配型収納サービス「カラエト」なら、160サイズの段ボール1箱月額500円から預け入れ可能。預けたアイテムは、1つひとつ写真撮影され、アプリ上で確認できます。
写真撮影後に、必要ないものはマーケットに出品することも可能。
取り出したいときにはアプリでアイテムを選択するだけで、自宅まで送ってもらえます。
温度・湿度・セキュリティも完備されているので、大切なものでも安心して預けられるでしょう。
「自宅には収納場所がないけれど、いつか使うかもしれない」といったものを保存しておくのにぴったりのサービスです。
まずは、できる範囲からサステナブルな生活に取り組んでみてはいかがでしょうか。