うがい用のコップを清潔に衛生的に保つ必要と収納方法について

「外から帰ったらうがい手洗いを」と、小さなころから何度となく繰り返されてきたように、外出から帰ったらきちんとうがい手洗いをする人は多いと思います。
うがいをするにはコップが不可欠ですが、そのコップを正しく収納できている人はどのくらいいるのでしょうか。本記事では、うがい用コップを正しく清潔に収納することの重要性と収納方法をご紹介します。
参考記事:洗面所の収納術でごちゃついた洗面スペースをすっきりさせよう!
うがい用コップの収納に悩む理由
うがい用コップの収納に悩む理由として一番に挙げられるのが衛生面です。コップに入った水を口に含むわけですから清潔に保ちたいのは当然です。菌やカビが繁殖したコップの水を口に含む……と考えるだけでとても恐ろしくなります。どうしたら清潔に収納できるかは、多くの人が悩んでいる問題です。
もう一つの理由がスペース問題です。ここ数年、毎年のように季節性のウイルスが蔓延し、感染症が大流行することが増えました。そんな中、家庭内での家族間感染防止の観点から、コップなどの共有は感染リスクを高めるとして避けるべきとされています。
その場合、一人暮らしの方や子ども用のコップのみを使用するご家庭ではスペースをあまりとりませんが、家族全員がコップを使用するご家庭はコップだけでもかなりのスペースをとられます。
一般的な家庭の洗面スペースはこのような事情を考慮して作られていませんから、多くの人が複数のコップ収納に頭を悩ませることになるのです。
うがい用コップを収納するときのポイント
うがい用コップを収納するときのポイントはズバリ衛生面です。うがい用コップの収納に悩む理由の1つでもありますが、やはり衛生的に保つことで菌やカビの繁殖を防止することができます。コップに繁殖したカビでアレルギーなどを引き起こす原因にもなり得るので気をつけたいところです。
うがい用コップを清潔に保つ方法
[1] 使用後はかならず水気を拭き取る
うがい用コップを使用した後そのままコップを自然乾燥させていませんか?毎度毎度コップの水気を拭き取るのは正直手間です。しかし菌やカビは湿度の高いところに生息するため、濡れたまま放置しておくことで菌やカビが繁殖しやすくなります。使用後は清潔な布で水気を拭き取り、風通しの良いところに置きましょう。
[2] 定期的に洗浄する
きれいな水をコップに入れているのだから洗う必要はないのでは?と思うかもしれませんが、コップには毎回口をつけますし、口の中には思った以上の雑菌が住み着いています。また、手で持つことにより、さまざまな雑菌が付着しているのがコップなのです。必ず定期的に洗浄しましょう。
洗浄方法は食器用洗剤で洗うのではなく、うがい薬やマウスウォッシュなどを使用します。うがい薬やマウスウォッシュは口内細菌を殺菌してくれる働きがあるため、コップについたものも殺菌してくれます。
熱湯細菌という方法もありますが、うがい用コップは基本的にプラスチック製品のものが多く、熱湯を注いでしまうと変形したり傷をつけてしまう恐れがあるためあまりおすすめはできません。
ちなみに、うがい薬やマウスウォッシュでの洗浄は歯ブラシにも有効なため、うがい用コップを洗浄した際は歯ブラシも一緒に洗浄してみてはどうでしょうか。うがい用コップも歯ブラシもつけておくだけでOKです。洗浄後も必ず水分は拭き取るようにしてください。
[3] 定期的にコップを替える
洗浄で清潔に保つことはできますが、長期間使用したり、殺菌などを繰り返したりするうちに、目に見えない細かなキズがついてきます。雑菌は傷に入り込んでなかなか落ちなくなるので、数か月に1度はコップ自体を替えてみましょう。毎日使用するものなので、新しいものするだけで気分転換にもなります。
うがい用コップの収納におすすめのアイテムとは
地味にスペースをとるうがい用コップ。収納には悩みますよね。実はうがい用コップを清潔に保ちつつスマートに収納できる専用アイテムも販売されています。どれも比較的購入しやすい価格なので、収納に困っている人は利用してみましょう。
2wayで便利!「YAMAZAKI タンブラー付き2way歯ブラシスタンド」
歯ブラシスタンドですが、うがい用コップも一緒に収納できる優れものです。歯ブラシスタンドには吸盤がついているため立てても倒れず、鏡などにくっつけて使うこともできます。色もホワイト・ブラックの2色から選ぶことができるため洗面台の雰囲気に合わせたり、色違いで使用したりすることが可能できます。コップも水切れよく収納できるので清潔です。
タイルや鏡にくっつけ収納!「SANEI はみがきコップ」
このアイテムは、コップそのものに吸盤がついています。タイルや鏡などに直接くっつけることができるためコップの底に水がたまらず、水回り独特のヌメりを避けることができます。同色のみの展開なので、家族みんなで揃える場合は、ネームシールをつけるなどの工夫をしましょう。
ヌメり防止ができる優れもの!「ウエルスジャパン ハブラシ・コップかける君」
吸盤タイプでコップと歯ブラシをかけられるホルダーです。コップを逆さにかけるので底のヌメりを防止し、乾燥させた状態で収納できます。2個入り、4個入りがあり、カッターで切り離しても、連結したままでも使えます。
また通常のハブラシやコップだけでなく、電動歯ブラシやカミソリまでかけることができるので浴室でも使用できます。コップは付属していないので、家族のコップを色分けすることで区別ができそうです。
とにかく吸い取る!「like-it 衛生的に使えるうがいコップと珪藻土トレー」
最近話題の珪藻土(けいそうど)を利用したコップ収納アイテムです。珪藻土は吸水性や速乾性があるため短時間で水気をとってくれます。清潔に保つために水気を拭き取る必要がありますが、忙しい朝などどうしても水気を拭き取ることができない……そんな方におすすめなのが珪藻土の上にコップを置くタイプのこちらの商品です。
うがい用コップの収納はアイデア次第で清潔さを保てる
市販の収納アイテムに頼らなくても、簡単な工夫でうがいコップを清潔に収納できます。ここからは、簡単にできるうがい用コップの収納アイデアをご紹介します。
フックを活用し掛けるだけの簡単収納
100円ショップでも手に入るフックにコップをかけるだけの方法です。フックの使用はタイルや鏡、扉などにもくっつけれる吸盤フックや、タオル掛けなどに掛けるS字フックなど、それぞれの洗面台に適したフックを使用するとよいでしょう。
簡単なDIYで即座に出来る!タオル掛けでコップ収納
100円ショップなどで購入できるタオル掛けを使った簡単なDIYです。タオルを数枚かけることのできるタオル掛けは取付面とバーの間に隙間があるので、壁に取り付けると簡易的な棚になり、その上にコップを置くことができます。一度に複数人のコップが置けるため、省スペースで複数人分のコップを収納できます。
磁石を貼り付けるだけの簡単収納
コップを貼り付けたい場所に磁石を取り付け、コップ本体にも磁石を付けることで鏡や壁にコップをくっつけることができます。コップの底や側面に磁石を貼れば、専用アイテムである吸盤付きコップのような役割をしてくれます。吸盤をコップに貼りつけるのは難しいですが、磁石なら両面テープや接着剤で貼り付けることができるので簡単DIYができます。
清潔かつ楽ちん!紙コップを使い捨て
収納アイデアではないですが、紙コップを使用し毎回使い捨てることで、どんな収納方法にも勝る清潔さを保つことができます。デメリットとして費用がかかりますが、紙コップホルダーなど使いやすいアイテムも販売されているので、清潔さを重視したい人には特におすすめの方法です。
紙コップは災害時などにも食器代わりとして使ったり、調理器具として代用したりと何かと役立つものです。うがいコップを紙コップとする場合、インターネットなどで大量に購入すればするほど1個あたりの単価が安くなることがあります。大きな収納スペースを占めてしまいますが、当面使う分以外は自宅以外に保管するなどの工夫してみましょう。
>>宅配型トランクルーム「CARAETO」で保管スペースを確保する
まとめ
大人だけではなく子どもも使用するうがい用コップは、出来る限り清潔に保ちたいものです。専用の収納アイテムを使ったり、専用でなくともアイデアを生かした方法で収納したりすることで清潔かつスマートさを保つことができます。
人数分のコップを収納するとなるとスペースが必要になりますが、たくさんの菌が付着しているコップを共有するのは衛生的によくありません。スペースを確保し、1人1つ、清潔に使えるうがい用コップを使用しましょう。
また、うがいコップとして紙コップなどを備蓄として保管する場合、ストックの置き場として外部サービスでの保管がおすすめですが、一般的な屋外型のトランクルームよりも、月額500円から室内で清潔な環境で保管ができる宅配型トランクルーム「CARAETO」を利用するのがおすすめです。