散らかった部屋の片付け手順やコツを解説!これで、綺麗な部屋を手に入れよう
宅配型収納サービス『CARAETO(カラエト)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!
部屋の中が散らかってしまい、なかなか片付けられないと言う方は結構いらっしゃいます。片付けられない方は何も片づけをしないわけではありません。
その方法が上手くいかないばかりに、片付けた先から散らかってしまうこともしばしばです。そんな散らかった部屋を片付けるには、その順番やコツが分かっていなければいけません。
本記事では、そんな片付けができない方のために、上手く行う方法について解説していきます。
散らかった部屋は生活に支障をきたす
自室を見てみていかがでしょうか。自分の部屋は片付いていると思いますか?
今では散らかっている部屋を『汚部屋』と称するほどです。この言葉を耳にすることも多くなったと思います。
そんな部屋で生活していると、ハウスダストやダニなどが原因となる病気にかかってしまうこともありえます。そうならないためにも部屋の片づけが重要なのであり、今の自分の部屋の状況をもう一度見直す必要があるのです。
片付けを始める前の手順(準備編)
片づけを始めるためには、まずいくつかのステップを踏む必要があります。そちらをまとめておきましょう。
手順1:綺麗な部屋のイメージを固める
意外とやらないのがこちらのステップです。イメージとして、どんな部屋の状態にしたいか固めておかないと漠然としたまま始めてしまいゴールが分からなくなってしまいます。
明確なイメージがないと、片付けが中途半端な時間で終わってしまう可能性があります。
目標がなければモチベーションが上がりません。汚部屋の掃除はそれなりに重労働です。ゴールを決めてモチベーションを高める必要があります。まずは綺麗な部屋で生活している自分の姿をイメージしてみましょう。
具体的な部屋のイメージを持つためにも、インスタグラムや画像検索などで理想の部屋の画像を探してみましょう。
手順2:片付けの予定を立てる
続いて必要なのは予定を立てることです。部屋の掃除ともなれば、いつも綺麗に片付いている部屋以外は基本的に時間がかかると思ってください。
まずは時間を作り、掃除することが大切です。時間を無駄に使わないためにも、ある程度の計画が必要となってきます。部屋を片付けられない方の特徴でもありますが、時々ちょっと掃除をしては、中途半端に終えてしまい、結果やった先から散らかってしまうという状況が出来上がるのです。
本気で掃除をするなら、掃除の際に行う物の分別には確実に時間を使うことになるため、長時間の掃除時間の確保こそ重要視しなければいけません。休日にできれば早朝から準備して、片付けを行えるように計画をしていきましょう。
手順3:片付けをする上で必要な道具を揃える
事前に、片付けに必要な道具を揃えておくことも大切です。なんとなく始めてあれがないこれがないと、結局途中でやめてしまってはもったいない!
基本的に片付けをするのに多くの道具は必要ありません。しかし、それすらも準備せず行う方も少なくないのです。
物の分別では捨てるものを入れるためのゴミ袋が必要になりますし、溜まってしまったホコリなどをとるために、箒や塵取り、フローリングワイパーなど、手軽に使えて狭い場所のゴミを取れるものが望ましいです。
大掛かりなものの移動をする場合は、軍手や分解を行うために使う工具、拭き掃除のための雑巾など、状況によって用意する必要があります。
片付けの計画をしていく上で何をするかを考えれば必要なものも見えてきます。つまり片付けは、計画と準備が重要なウェイトを占めてくることになるのです。
参考:大掃除はこうやってやろう!大掃除の効率的な進め方やお役立ちアイテムを紹介
散らかった部屋の片付け手順(実践編)
計画を立てる際にも考えなければいけないのは部屋の片付けの手順です。順番は場所もそうですが、行動も気をつけなければいけません。
まずその行動については次の順番で行っていくといいでしょう。
1.思考の整理
2.物の整理
3.収納場所の整理
4.部屋の掃除
片付けの手順1:思考の整理
思考の整理については計画を立てる時点で行っています。何をするか、どのようにするかがまとまっていなければ、結局中途半端になってしまいますからね。
片付けの手順2:物の整理
続いて物の整理です。よく片づけができない方の大きな要因として、物の分別ができていないというのがあります。これが片付けの一番の肝でもあるのですが、物にあふれかえっていると落ち着くという方や、いずれ必要になるかもしれないから取ってあるという方は、片付けが苦手な方が多いのです。
物の整理は、部屋の片付けをするのなら避けては通れません。必ず「必要なもの」と「処分するもの」をしっかりと分けるようにしましょう。
基本的には「迷ったら捨てる」の精神でいいですが、もう少し細かくルールを決めるなら、
- 1年以上触れなかったものは捨てる
- いつか使うと残してあるものは捨てる といったように明確にするといいでしょう。
物の分別をするのであれば、一度部屋にあるものを全て出して分別するとよいでしょう。押入れの奥底に眠っているものは既に忘れ去られてしまい、分別すらされない状態で残ってしまうこともあります。
とても時間がかかる作業です。そのため余計な思考を使わず、直感的に行うことをおすすめします。そうしないと片付け後半で疲れて中途半端に終わってしまいます。
片付けの手順3:収納場所の整理
続いて収納場所の整理です。分別によって残ったものを整理・収納していくのですが、すぐ使うようなものについては簡易的な収納や、手に届く場所を定位置に整理してもいいでしょう。
衣服や書類など、すぐには使わないけど残しておきたいものについては、使いやすい収納用品などを選別しておき、予め準備しておく必要があります。
しかし、物を分別した後でないと、どのような物を収納するか分からない場合もあります。その場合は後日改めて収納用品を買い求めに行き、それまではとりあえずダンボールなどにまとめておきましょう。
収納する際にも注意が必要です。収納は入れすぎないこと、使用頻度が高いものは手前に収納するようにしてください。よく使うものを奥にしまいこんでしまうと、出し入れする際に収納したものが崩れ、中で煩雑になってしまうことになります。
片付けの手順4:部屋の掃除
収納が終わってしまえば、あとは部屋の掃除です。ゴミを集めるにしても掃き掃除をするにしても順番があります。
1.部屋の出入り口
2.部屋の中心部
3.物が多い場所
4.部屋一番奥から出入り口にかけて
適当な場所から始めてしまうと、掃除し忘れが出てきてしまう可能性があります。しっかりと動線を決めておき、その順番で行うことで片付け忘れ、掃除のし忘れを防ぐことができます。
アイテム別の片付けのコツ
物の分別をする上で、アイテム別に片付けの仕方を変えるのは大切です。全てが同じように片付けられるわけではありません。ここではアイテム別の片付けのコツについて説明していきます。
アイテム別の片付けのコツ:衣類
衣類に関しては床に置かないようにします。これが散らかる原因となってしまうからです。片付けの際は、衣類はタオルやバスタオルといっしょに1ヶ所にまとめるようにしましょう。
衣類は特に分別で迷うと思いますが、季節ごとに分け、普段着として購入したはずなので1年通して着ていないものは捨てる、あるいはフリマなどに出すようにしましょう。
ここで注意が必要ですが、フリマに出そうと思って放置してしまわないようにしてください。フリマ用のボックスを用意するなど工夫を行いましょう。それが面倒であれば、思い切って捨てるようにしましょう。
収納できる場所の容量を一度把握しなおし、そこに片付けられる分だけを残すようにしましょう。また、定位置を決めておき、実際に着たあともハンガーラックにかける、洗濯カゴに入れるなど、とにかく服が落ちている状態がないようにしておきましょう。
参考:洋服を預けられるって本当?服・衣類の預かりサービスの比較・選び方・メリット
アイテム別の片付けのコツ:書類、郵便物
書類や郵便物は分別する際、保管期間や重要度で分けていきます。特に有効期限が過ぎているものなどは気づかず残っていることも多いです。これらを破棄した上で、残すものはあとで確認できるように1つの収納にまとめておくといいでしょう。
アイテム別の片付けのコツ:雑貨
化粧品や文房具など、雑貨や小物もまずは1ヵ所に集めておから分別するようにしましょう。このときももったいないとは考えず、予備を1つか2つ残すくらいで必要最低限のもののみ残して捨てるようにしましょう。
その上で、定位置を決めておき、すぐに把握できるようにしておくことで、余分に増やすことがなくなります。これも物を増やさない、散らかさないためのコツになります。
まとめ
片づけをする上で、実はその前段階がかなり重要であることは分かってもらえたのではないかと思います。実際、なかなか片付けられない人の大半が、この前段階の計画・物の分別を疎かにしてしまうのです。そしてずっと片付けられない状態を続けてしまうのです。
日ごろからこまめに片付ける癖をつけることも大切ですが、まずそれができる環境を作らなければ続きません。そのためにも一度、時間をかけてしっかりと自室の片づけをしてしまいましょう。やる前は憂鬱かもしれませんが、しっかり片付けられたら気分もすっきりして、何をするにしても生活しやすい部屋になるはずです。