花器や花瓶の生け花道具。上手な収納・保管方法をご説明します
生け花を趣味や仕事としている人にとって、困りがちなのは生け花道具の保管場所や保管方法ではないでしょうか?
花器などは特に割れ物なので丁寧に扱わなければいけません。またハサミなどもカビやサビに注意したいところです。しかしそういった傷みやすい生け花道具を適切に保管できる場所は、なかなか家の仲に用意できないことも多いもの。保管に困りがちな生け花道具は、どのように保管しておくのが良いのでしょうか?
今回は生け花道具別の保管方法や、おすすめの保管場所についてご紹介していきます。
参考記事:いつもの空間が明るく変身。インテリアに花を取り入れる方法
生け花道具にはどんなものがある?
ではまず、生け花道具にはどのような物があるのか整理してみましょう。
- 花ばさみ
- 剣山
- 花器
- 花袋
- 花台
- 敷板
また、剣山も花を差して固定するための道具なので、生け花では必ず使います。そしてその剣山を置く台座の役割を果たすのが花器です。花ばさみ、剣山、花器は生け花をするうえで欠かせない三つ道具と言えるでしょう。
これに加えて、花を持ち帰る際に利用する花袋、作品を美しく飾るための花台・敷板もあります。
この他にも鋸や針金、水差しなどこだわればこだわるほど生け花に使う道具は増えていきます。また、それぞれの道具を何種類も持っている人は多いのではないでしょうか?一つ一つは小さなものでも、数が増えれば全てを丁寧に保管しておくことは難しくなりがちです。
アイテム別!生け花道具の保管方法
では、それぞれのアイテム別に生け花道具の保管方法を見ていきましょう。
花ばさみ
花ばさみは基本的に花を切るために作られているため、他の物を切ることは絶対にしないようにしましょう。無理にねじったりするのも避けましょう。水気のある花を切る花ばさみは、水分が付着しやすいですよね。使用後は必ずふき取るのを忘れないようにしましょう。なるべく刃の裏表に防錆油を塗り、湿気のない場所で保管してください。樹液を取ってくれる専用クリーナーを塗布しておくのもおすすめです。
剣山
使用後はしっかりと水気を切って乾かすようにしましょう。花ばさみと同じで常に水分が付着する道具なので、乾かすのを怠るとカビの原因になります。十分に乾いたのを確認したら布などに包み、直射日光の当たらない場所・湿気の少ない場所に保管するようにしましょう。花器
花器も水分をよく取って乾かし、湿気のない場所・直射日光の当たらない場所に保管するところまでは基本的に同じです。ただし、長期的に乾燥させすぎると、陶器はヒビが入りやすくなるという特徴があります。そのため使わない花器も定期的に水を入れるようにし、ヒビ割れを防ぐようにしましょう。
花袋・花台・敷板
花袋も水分が付く場合が多いため、乾燥させたうえで保管しておくことが大切です。花袋の生地は布やビニールなどが多いためカビやすく、高温多湿になりにくい場所で保管するようにしましょう。花台や敷板も同様です。生け花道具の保管にトランクルームがおすすめな理由
生け花ではたくさんの道具を使いますが、全てを自宅で保管するのは意外と大変なことです。一つ一つはかさばらない小さな道具でも、使う道具全てを管理するとなると場所には困りがちです。
そんな時は、トランクルームの利用を考えてみることをおすすめします。おすすめの理由を以下にまとめていきますので、生け花道具の保管場所に困っている人は一度参考にしてみてください。
高温多湿になりづらく適切な保管場所を用意できる
まずトランクルームが保管場所としておすすめである一番の理由は、高温多湿になりづらい場所を保管場所として用意できる点にあります。トランクルームには屋外のものと屋内のものがありますが、屋内にあるトランクルームであれば基本的に空調管理が常にされているため、気温が極端に上がったり、湿度が高くなったりすることはありません。
そのため、生け花道具のように湿気や高温、直射日光に弱いアイテムを保管するのには最適の環境と言えます。
必要に応じて自由に出し入れできる
トランクルームは基本的に出し入れ自由のところが多く、必要に応じて道具を預けたり、取り出したりすることができます。生け花道具を急に使うことになった際はすぐに取り出しができますし、片付けたいときは同じように自由に預けることが可能です。そのため自宅の収納場所を増やすような感覚で利用できます。
もちろん生け花道具以外のアイテムも、必要に応じて出し入れするという便利な使い方もできるでしょう。
リーズナブルな保管料で利用できるトランクルームも多い
トランクルームはお金がそれなりにかかるイメージも強いかもしれません。確かに屋内のトランクルームは環境も整っている分、月額の保管料は数千円〜数万円するところがほとんどです。ところが、最近注目されている宅配型トランクルームを利用すれば、保管料も数百円〜とリーズナブルな価格で済ませることが可能です。宅配型トランクルームは段ボールに預けたい私物を入れて、宅配で出し入れを行います。コンパクトな利用ができる分、宅配型トランクルームは屋内型トランクルームよりもかなり料金が安いのがメリットです。保管場所も空調の効いた倉庫なので、保管中に生け花道具がカビたりするような心配はありません。
生け花道具の保管に最適なトランクルーム3選
トランクルームのサービスを提供する会社はたくさんあります。もし生け花道具の保管にトランクルームを利用するなら、どのサービスがおすすめなのかぜひ目を通しておいてください。
ここからは、生け花道具の保管に最適なトランクルームを厳選して3つご紹介します。
CARAETO
CARAETOは宅配型トランクルームの一つです。月額の保管料は段ボール1箱500円と非常に安く、生け花道具をまとめて保管しておくのにはとても便利です。荷物の出し入れは宅配で行いますが、申込は全て専用のアプリを使って行います。アプリを使えばすぐに集荷・発送の手続きを取ることができ、保管中の生け花道具が必要になった時も最短で翌日には自宅に届けてもらえます。
安いトランクルームを利用したい、出し入れに手間をかけたくないという人にはぴったりのトランクルームサービスです。もちろん、空調・セキュリティ管理が徹底された保管庫で保管されるため、大事な生け花道具を劣化させるリスクもありません。
スペースプラス
スペースプラスは屋内型トランクルームの一つで、月額料金は4,000円~4万円ほどです(地域・広さによって異なります)。スペースプラスは屋内型トランクルームの中でも比較的料金が安いことでも知られています。宅配型トランクルームよりも広く利用できるため、生け花道具以外のものも一緒に預けたい時には便利です。
キュラーズ
キュラーズは大手の屋内型トランクルームです。空調管理、セキュリティ管理ともに質が高く、その分利用料金は若干高くなりますが、高価な花器などを保管したいときにも重宝するでしょう。地域・広さにもよりますが、月額使用料の目安は4,000円~7万円ほどです。環境が整っているためキュラーズは他社と比べて相場は高めですが、ロッカータイプのコンパクトなトランクルームもあり、生け花道具のみを保管するならロッカータイプの空きを探してみると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?
生け花道具は水分が付きやすいものが多いため、保管方法・保管場所には十分注意する必要があります。大事な道具が、いざ使うときになって劣化していてはとても悲しいものです。しかし家の中で高温多湿になりづらい場所を見つけ、たくさんある生け花道具を全て保管しておくのは意外と大変なことです。
そんな時はトランクルームを利用してみると良いでしょう。特に宅配型のトランクルームは保管料もリーズナブルで、適切な環境で保管できるため非常におすすめです。