マトラッセやシャネルバッグのお手入れ方法。ラムスキンの汚れには?

シャネルはフランスを代表するブランドで、多くの女性の憧れの的。ブランドポリシーは「古い価値観にとらわれない女性像」。そんな自由で闊達なイメージが長い間多くの女性達に支持されている理由でしょう。
特にシャネルのバッグは、時代が移り変わっても古さを感じさせないデザインで人気があります。ただし、日本の気候でシャネルのバッグを保管するにはコツや工夫が必要です。
本記事では、シャネルのバッグを劣化させず、長く美しい状態に保てるお手入れ方法と保管方法を紹介します。
参考記事:ヴィトンのバッグを保管する時に気を付けたい型崩れ!正しい保管方法とは
シャネルのバッグの特徴
シャネルを代表するバッグといえばダイヤ柄のステッチが施されたマトラッセを思い浮かべる人も多いでしょう。マトラッセはフランス語で「ふっくらとして膨らんだ」という意味です。
確かにステッチのおかげでふっくら膨らんだ柔らかな印象が特徴的なバッグですよね。マトラッセには牛革素材の「キャビアスキン」と、羊革素材の「ラムスキン」があります。
どちらも天然皮革のなめし革で、自然の風合いを残すためにあえてコーティングはされていません。シャネルのバッグの取り扱いが難しいといわれているのには、コーティングされていないなめし革製品の取り扱いによるものでしょう。
また、シャネルのバッグには革だけでなく金属のチェーンが使われている事も多くあります。金属部分にも、素材に合ったお手入れが必要で、保管の際にも気を付けるべき点があります。
湿度の低いパリと違い、日本でシャネルのバッグを保管するには、さまざまな工夫やケアが必要となります。
シャネルバッグの正しいケアの方法
シャネルのバッグを日常的に使用している人は、使い終わったらケアをしてから保管する必要があります。ここでは、シャネルバッグのケア方法について解説します。
汚れを落として傷を目立たなくする
シャネルバッグの中でも、特にケアを必要とする、マトラッセなど革製品の日常的なお手入れ方法です。
まずは、柔らかい布(ウールが最適)で、汚れやホコリをやさしく拭き取ります。手垢も思いのほか付着しているので、光に当て確認しながらふき取りましょう。
雨などの水分が付いている場合は、タオルなどでを押し当てて水分をとるようにします。決して強くこすったりはしないでください。
万が一、細かい傷を発見した場合は、よく手洗いして乾燥させ、指を傷に押し当てて円を描くように強めに押し当てます。
様子を見ながら少しずつ行ってください。すると、小さな傷が目立たなくなることがあります。はっきり見えるほどの大きな傷は、迷わず専門店でのリペアをお願いしましょう。
ツヤがなくなってきたと思ったら革のお手入れを
シャネルバッグをどのくらい日常的に使うかによって頻度は変わりますが、定期的にケアをします。目安は、つやがなくなってきたように感じたらでいいでしょう。
注意したいのはキャビアスキンとラムスキンではお手入れ方法が異なるということです。
キャビアスキンバッグのお手入れをするには次のアイテムを用意しましょう。
- ポリッシングクロス(革製品を拭く布)
- ライニガースプレー(汚れを除去するスプレー)
- ソフトガミ(汚れを取る消しゴムのようなもの)
- レザーソープ(革をきれいにするもの)
- 革用栄養クリーム
- 革用防水スプレー
お手入れ手順は以下の通りに行います。
- ポリッシングクロスにライニガースプレーを吹き、クロスと良くなじませてから、革製品の表面の汚れを取る
- 目に付く汚れはソフトガミで軽くこすって落とす
- ポリッシングクロスのきれいな部分を使って、レザーソープの泡をまんべんなく行き渡らせる
- 泡をふき取ってから、きれいなポリッシングクロスで革用栄養クリーム塗布する。薄く均一に塗るのがコツ。
- バッグから30㎝以上話して防水スプレーを均一に吹きかける
- 柔らかい布で優しく全体をふき取る
防水スプレーは液だれなどで一か所にたくさんかかるとしみになることがあるので注意しましょう。
繊細でデリケートなラムスキンのお手入れでは、ワックスやオイルでは強すぎるため使用できません。ミンクオイルやホホバオイルをつけて、乾いた柔らかい布で全体を優しく拭くお手入れでひび割れなどを防ぐことができます。
ストラップに金属を使ったものでは、眼鏡ふきなどのやわらかい布で金属部分をの汚れをふき取ります。
シャネルバッグの正しい保管方法
シャネルバッグを保管するには、いくつか守るべき注意点があります。ここからは、シャネルバッグを保管する際の注意点を挙げていきます。
直射日光に当てない
革製品は直射日光に長時間当てると、紫外線によるひび割れ、黄ばみ、色あせなどのトラブルにつながります。
紫外線は蛍光灯にも含まれているため、保管する際は直射日光だけでなく、蛍光灯の光にも注意しましょう。
高温多湿の環境に置かない
革は熱や水分に弱く、高温多湿の環境に保管すると変形やカビなどが発生することがあります。
日本の夏は非常に高温多湿で、クローゼットや押し入れなどの閉鎖的な空間では温度や湿度もより高まってしまう恐れがあります。
しかし、蛍光灯や日光に当てることも避けたいため、保管環境を整えたクローゼットなどに保管することになるでしょう。
保管場所はホコリなどが溜まらないように常に清掃し、定期的に外に出して新鮮な空気に触れさせることで対処しましょう。
また、湿気は下に溜まる特徴があります。シャネルバッグは床に保管せずに、できるだけ収納スペースの上段に保管してください。
保存袋に入れて保管しない
シャネルバッグを購入した時についてくる保存袋に入れて長期間することはおすすめできません。
なぜなら、日本のクローゼットは高温多湿となり、革製品に適した環境ではないため保存袋自体が湿気を吸い込んでしまい、シャネルバッグにカビが発生する場合があります。
保管する際は、不織布などに入れ、通気性を確保しながら傷からも守りましょう。
詰め物に新聞紙はNG
シャネルバッグを保管する際、型崩れを防ぐ目的でバッグ内部に詰め物をしますが、これを新聞紙で代用することは避けましょう。
新聞紙が湿気を吸って、その水分でバッグ内部にインクが色移りすることがあります。
詰め物としては専用のバッグピローを使うか、いらなくなった古いタオルをふんわりと折りたたんで入れるなどします。
また、バッグが膨らむほど詰め込むと通気性も悪くなり、かえって型崩れの原因になります。形に影響しない程度に軽く詰めれば十分です。
シャネルバッグに最適な保管場所とは
シャネルバッグの保管には、直射日光や蛍光灯、熱や湿気が大敵なことが分かりました。
しかし日本の高温多湿な条件下では、室内に出しておく、クローゼットなどにしまう、いずれの方法もリスクを負ってしまうことになります。
環境によるリスクを最低限まで減らすことができる保管場所はないのでしょうか。
シャネルバッグを保管するには、トランクルームを利用すると最適な環境が実現します。例えば、宅配型トランクルーム「CARAETO」は、大切なシャネルバッグの保管に最適なサービスを提供しています。
「CARAETO」のどんなサービスがシャネルバッグの保管に最適なのか見ていきましょう。
24時間の温度・湿度管理、清掃がなされた保管環境
自宅の収納スペースに24時間の空調を効かせるのはほぼ不可能でしょう。
ところが「CARAETO」なら、24時間体制で空調が管理されているため、常に快適な温度、湿度がキープされています。
また、荷物を保管する屋内は、スタッフによりいつも清掃されているため、ホコリや虫害が発生しづらい環境が保たれています。
この2つの点だけを見ても、自宅では実現できない保管環境が「CARAETO」で実現できることが分かります。
24時間の強固なセキュリティシステム
警視庁による平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況によると、全侵入窃盗のうち住宅に侵入されたものが51%と半数を超えています。
シャネルバッグは高価なものです。もし環境が整っていたとしても、仕事などで留守の時間が多い自宅で高価なシャネルバッグを保管するのは不安が残ります。
「CARAETO」は、スタッフが常駐し、機械管理、電子セキュリティ、監視カメラやモーションセンサーなど万全の態勢を整えています。
留守がちな自宅に長期間保管するよりも、窃盗に対するリスクを低くすることができます。
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収納スペースをマメに清掃し、乾燥した晴天を選んで空気を入れ替えるなどの対処をしても、革製品にはトラブルが起こってしまうことがあります。そのようなトラブルをわずかな月額で回避し、安心して保管できる環境を「CARAETO」で実現させることができます。
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まとめ
マトラッセに限らず、シャネルバッグの中でも革でできたバッグは、日々のお手入れや保管環境によって寿命が大きく変わってきます。日常的なお手入れと、革の本格的なケアをしっかし実践し、高価なシャネルバッグを長く愛用したいものです。
また、自宅で最適な保管環境が作れないときは「CARAETO」などのサービスを上手に利用して、シャネルバッグを劣化や盗難から守り、長く愛用していきたいですね。